こうとう

こうとう
I
こうとう【光頭】
はげあたま。 禿頭(トクトウ)。
II
こうとう【公党】
政策・主義・方針などを世間におおやけに発表し, 社会的に認められている政党。
私党
III
こうとう【公稲】
官に納める稲。 律令制で, 租税として徴収した稲を出挙(スイコ)などにあてるために貯えたもの。 官稲。
IV
こうとう【功稲】
奈良・平安時代, 雇われた者に対する報酬として支払われた稲。
功銭
V
こうとう【勾当】
〔勾(カカワ)り当たる意〕
(1)もっぱらその事務を担当して処理すること, またその人。

「清麻呂を遣はして, 其の事を~せしめ/続紀(延暦七)」

(2)平安時代, 大蔵省などの諸官司や摂関家の侍所などに置かれた事務職員。
(3)諸大寺で別当の下で寺務をつかさどった僧。
(4)盲官の一。 検校の下, 座頭の上に位した。
(5)「勾当内侍(コウトウノナイシ)」の略。
VI
こうとう【口答】
(質問に)口で答えること。
VII
こうとう【口頭】
文書によらず, 言葉で述べること。 口上。

「~で伝える」

VIII
こうとう【叩頭】
〔頭で地を叩く意から〕
頭を地面にすりつけてお辞儀すること。 叩首。

「或は合掌し, 或は~し/象(潤一郎)」

IX
こうとう【喉頭】
咽頭と気管の間の部分。 甲状軟骨・喉頭蓋軟骨をはじめとする六個の軟骨で囲まれている気道の一部をなし, 中央部に声帯を有する。
X
こうとう【好投】
野球で, 投手が巧みに投げて相手の攻撃を抑えること。

「~して一安打に抑える」

XI
こうとう【後唐】
中国, 五代の一。 突厥(トツケツ)出身の李存勗(リソンキヨク)が後梁(コウリヨウ)を倒して建てた中原の王朝(923-936)。 都は洛陽。 重臣の石敬瑭(セキケイトウ)に滅ぼされた。
XII
こうとう【後頭】
「後頭部(コウトウブ)」に同じ。
前頭
XIII
こうとう【江東】
※一※
(1)江の東, すなわち東京の隅田川の東岸に沿う地域。
(2)東京都二三区の一。 隅田川と荒川にはさまれた低地。 旧深川区・城東区が合併。
※二※中国の長江下流南岸一帯の地。
XIV
こうとう【洪濤】
おおなみ。 洪波。
XV
こうとう【浩蕩】
広々としたさま。

「~として捲き来り捲き去る海波/真善美日本人(雪嶺)」

XVI
こうとう【皇統】
(1)天皇の血統。
(2)天皇が国を統治すること。
XVII
こうとう【紅灯】
(1)赤いともしび。
(2)繁華街のはなやかなともしび。

「~緑酒」

(3)航海中の船が点灯を義務付けられている赤色灯。
(4)酸漿提灯(ホオズキチヨウチン)の異名。
XVIII
こうとう【荒唐】
話や考えによりどころがなく, とりとめのない・こと(さま)。 荒誕。

「~の言」「一言一行…空漠~に渉る者なし/雪中梅(鉄腸)」

XIX
こうとう【降等】
旧陸海軍の懲罰で, 一階級下げること。 格下げ。
XX
こうとう【香頭・鴨頭】
〔「鴨」は当て字〕
薬味。 こうと。

「柚(ユウ)の葉の~に貝杓子まで取りそへ/狂言・鱸庖丁(虎寛本)」

XXI
こうとう【高等】
等級・品位・知能などの程度が他より高い・こと(さま)。 高級。
下等
「~な動物」「~な技能」
XXII
こうとう【高踏】
地位・金銭など世俗の欲望を超越して, 気位を高く保つこと。

「古人~の遺風あるを慕ふて/花柳春話(純一郎)」

XXIII
こうとう【高騰・昂騰】
物価などが高く上がること。 騰貴。

「地価が~する」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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